これらの症状は、「歯ぎしり」「食いしばり」が原因かもしれません。歯ぎしりや食いしばりといった癖は、無意識のうちに行っていることがほとんどのため、ご自身では気が付きにくいもの。知らず知らずのうちに、歯へのダメージが蓄積されてしまいます。歯や顎に過度の負担がかかり、痛みが出たり、歯が割れるといった症状がでてしまう前に、歯ぎしりや食いしばりの力から、歯を守ってあげる必要があります。
「歯ぎしり・食いしばり」の治療法として、マウスピースをつけて眠ることで、歯ぎしりによるダメージを軽減する「スプリント療法」があります。就寝時に、歯ぎしり対策用のマウスピースを装着していただきます。ナイトガード(マウスピース)は保険適用の範囲内で作成できます。
歯ぎしり・食いしばりといった力のかかりすぎ・かけすぎに対しては、寝るときにマウスピースをはめてもらって対応していたのですが、根本的な解決が難しいケースもありました。そこで、近年では根本的な歯にかかる力の緩和の対処法として、歯科ボトックス注射が有効であり、で使われはじめています。ボツリヌス(ボトックス)治療とは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種を、過度に緊張している筋肉に注射することで、一時的に緊張をほぐす治療法です。歯科領域においては、ボツリヌスの持つ「筋肉の緊張をほぐす」という性質を利用して、歯ぎしり・食いしばりや、顎間節症などの治療に使用されます。特に食いしばりは、ご自身ではなかなかコントロールできない無意識の習慣で、知らず知らずのうちに歯に大きなダメージを与えてしまいます。ボツリヌスを利用して筋肉の緊張を抑制し、歯にかかる力をコントロールすることで、噛んだ時の歯への負担やダメージを和らげることができます。
歯科でのボツリヌス(ボトックス)治療は、主に以下のような症状や目的で行われます。
歯科医院で行うボトックスは、美容目的でなく、口腔機能の改善や維持に役立てます。ボトックス治療は後戻りがあるため、継続して治療することが効果的です。当院では、半年から一年に一度行うことをお勧めしております。
韓国Hugel社 ボツリヌストキシン製剤【Botulax (ボツラックス)】 KFDA(韓国食品医薬品安全庁)に医薬承認された効果と安全性の高い製剤です。
・妊娠中および授乳中、妊娠の可能性のある方、喘息などの慢性的な呼吸器疾患のある方、緑内障のある方は治療を控えていただいております。
・他の医療施設でボトックス治療を現在受けている方、ボトックス治療で以前に発疹などのアレルギーが出た方等は、一度ご相談ください。
・お薬で注意が必要な方には、十分な観察のもとで投与を行う必要がありますので、問診の際スタッフにお伝えください。
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