先週の日曜日、私が所属する「SADA」スタディクラブ主催の講演会を聴きに岡山県に行ってきました。講師は、今井俊広先生・今井真弓先生で、題目は『臨床的補綴咬合』でした。我々歯科医師は、ただ単に歯だけを診るのではなく、顎口腔系として常に統括的にとらえる見方をすることが大事であることを改めて学ぶことができました。
 
長期的咬合の安定条件として・・・
1、 アンテリアガイダンスの確保
2、 ポステリアガイダンスの確立
3、 神経筋機構の調和
4、 顎関節の安定
・・・を保ち、適切な診査を行い、その資料を分析する事で正確な診断ができる。
20年という長期に亘る症例を提示していただき、理論だけでなく実践を積み重ねていることや、力のコントロールと共に炎症のコントロールもしっかりされていることに感動しました。来年は、鳥取県にある今井先生の診療所見学に行かせていただこうと思っております。

また明日からの日々の臨床の励みとなるパワーをいただいた2日間でした。